トランプ01:小説より面白い

最近トランプ疑惑のニュースにはまってしまい毎日ニュースを聞いています。正直人気推理小説を読むぐらい面白い展開です。毎日違う展開があり連続テレビドラマのように次から次へと新しいニュースが出て来て正直飽きません。もしかしたら歴的な出来事を目撃していることになるのではないか。そこで忘れてしまうのももったいないのでニュースの展開を書き留めたいと思います。

トランプ大統領の疑惑

トランプ大統領はいろんな疑惑を持たれています。それをいくつか書きます。

1: 大統領選挙の時にロシア諜報局の助けを借りた。
2: プーチン大統領とつながりがあり、ロシアのために働いているの。
3: 税金逃れをしてきている。税金を払っていない。
4: たくさんの嘘をついている。

一番の問題はアメリカ大統領ともある人がロシアと共謀し大統領選を勝ち取り、大統領となった今ロシアの手先となりアメリカの行政をおこなっているのではないかということです。

トランプ疑惑の現在の状況を説明するためとりあえず過去2か月間の動きを簡単に書き連ねて行きます。

マイケル・コーエンの判決 (2018.12.14)

トランプ大統領の個人弁護士として過去10年間働いたマイケル・コーエンはトランプが大統領選挙運動前に愛人関係にあった二人の女性の告発を防ぐためにお金を払い口止めしました。これは選挙違反になります。コーエンはそのスキャンダルもみ消しを工作した疑いで起訴されました。

彼はトランプとの関係を打ち切り検察局に全面協力することにして知っている情報を全て提供。昨年のクリスマス直前に裁判の判決が出ました。結果は実刑3年。連邦の検察官ボブ・ミューラーに全面協力したにも関わらず実刑3年の重い刑になったのは全面協力と言いながらところどころで嘘をついていたのが影響したようです。さらに連邦の検察官ボブ・ミューラー とは別の強硬なことで有名なニューヨーク州検察局南支部が起訴にかかわっていたのも災いしたようです。

この判決のニュースではマイケル・コーエンの裁判では家族や親族が裁判所の席にたくさん来ていたそうです。ユダヤ人一家・親族は緊密で結束が固いということですので多分彼の支えに来ていたのだと思います。裁判官に彼の良心をアピールする目的もあったのかもしれません。

彼は判決の前に「家族や親せきに恥をかかせてすいませんでした。トランプとの関係は断ち切ってもう一度人生をやり直したい」と訴えていました。そして3年の実刑判決。その瞬間を描いた法廷画家の絵がまるでムンクの絵のような傑作!(笑)法廷画家はすごい。

“The saddest image’: courtroom sketch captures Michael Cohen’s bad day

しかし重い判決の割には実際に刑務所に入るのは3月からです。年末年始は家族のもとで過ごすことができるのが温情判決に思えました。

このトランプの女性スキャンダルもみ消しにかかわったにも関わらず。捜査に全面協力したもう一つの人物タブロイド紙 National Enquirer の所有者デイビッド・ペッカーは何の罪にも問われませんでした。デイビッド・ペッカーとドナルド・トランプは長年の友人です。

就任式の経費が不透明 (2018.12.15)

トランプ大統領の就任式の経費が不可解だというニュースが出る。トランプホテルのチャージが高すぎた問題が明るみになる。就任式を担当をしていたのはトランプ大統領の娘のイヴァンカ・トランプで、なんとホテルの値段設定も担当していた。要するにチャージする側と支払い側の両方を兼ねていたらしい。

トランプ陣営は過去のブッシュやオバマの時の就任式に比べて約二倍の就任式用の経費を集めたが就任式自体はブッシュやオバマの時よりイベント数が少なくイベントに参加した人達も無名な人達が多くて地味だった。するとお金がたくさんのこるはずなのにその残ったお金は何処に行ったのか。疑問が報じられた。

マイケル・フリンの判決 (2018.12.17)

マイケル・フリンはアメリカ軍で戦功のあった退役軍人です。トランプの選挙中からいろんな活動をしていたようで詳しいことはまだわからないのですがかなり危ういことをしていたようです。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は Trump02-Micheal-FlynnX.jpg です

休暇中に携帯電話でロシアかウクライナに連絡していたことでFBIに目を付けられFBI捜査官がインタビューに行った時に嘘をついたことが問題になりました。彼が何をしていたか詳しいことはまだ公にはなっていません。しかし捜査に全面協力したことで罪は6か月から0か月の間になることがわかっていました。

ところが裁判の時に(一般には公表されていない)彼のしてきたことを見た裁判官が「これはアメリカ国家に対する反逆罪ではないか」と怒りを爆発。さらに彼の弁護士が書いた弁護書類でFBIが彼を弁護士がいないまま尋問したことは法的手続きに反しているのではないか権力の乱用ではないかと書いたことも裁判官の気分を害してしまったようです。実はこのFBIとのやり取りは裁判官が命じたのか判決の前日になぜかメディアに登場。FBI とのやり取りがどのように行われたのか詳しく報道されていました。裁判官は法廷で弁護士にこのFBの尋問が法律に違反しているかどうか問ただし弁護士がその文面を入れたことは間違いだったと謝罪に追い込みました。

結局判決は90日間先延ばしになり、無罪になるものと信じて楽観的だったマイケル・フリンと彼の弁護士を青ざめさせました。

続く:

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