DNA検査06:韓国人のDNA 01

日本人がDNAの検査をすると必ず数%韓国人があるあと判定されるとなるとでは韓国人のDNAはどうなっているのだろうかと気になりますね。ここでは韓国人のDNAについて書きます。

ルーツを探す韓国人養子たち

韓国系アメリカ人のDNA検査結果発表動画は Youtube にたくさんあります。理由の一つはアメリカには韓国人の養子がたくさんいるからです。

そもそもの始まりは朝鮮戦争です。アメリカ人兵士が朝鮮戦争とその後の米軍基地の設置でアメリカ人との混血児がたくさんできたことです。その混血児たちをアメリカ人の養子としてアメリカで育てる支援団体が確立されました。養子縁組の経路が確立されたためその後混血児でなくても韓国人の捨て子や育児放棄された子供達もその支援団体の経路に乗ってアメリカで養子として輸出されたのです。そのようにしてアメリカで育てられた人達がたくさんいます。その人達が韓国のルーツを探るためDNA検査を受ける人がたくさんいるのです。

もう一つは1970年代から1990年代にかけてのアメリカへの移民ブームです。その頃に移民した人達の子供たちはアメリカで教育を受けています。そのため彼らの感覚はアメリカ人とあまり変わりません。アメリカ人がDNA検査発表をするのと同じような感覚でDNA検査を受けます。そのため韓国系の人達のDNA検査動画はたくさんあるのです。

韓国人のDNA

韓国人のDNA検査結果の発表動画をみると驚くべき高率で日本人と中国人が混じっています。特に日本人率が25%から35%という人がかなりいます。こうなるとその動画のコメント欄はいつものとおり日本叩きの書き込みで溢れます。日本人が韓国を占領し、慰安婦にしたからだ等々。

検査結果の例1とコメント欄

韓国人養子の DANakaDAN のDNA結果はこうです。(10/12/2017付)

100% 東アジア人、内訳 60.2%=韓国人、23.9%=日本人、8.8%=中国人、0.3%=モンゴル人、6.7%=その他の東アジア人。

この結果に対してコメント欄にこんな書き込みがあります。「数か月後にもう一度検査結果を見てみるといいよ。自分の場合こんな結果になった。82%=韓国人、10%=中国人、7%=日本人。ところがニケ月後にもう一度検査結果をみたら 93%=韓国人、5%=日本人、0%=中国人、1%=その他の東アジア人、1%=ヨーロッパ人。そこで 23andMe に質問メールを送ったらサンプルが増えたのでもっと正確な結果を出せるようになったので検査結果がそれを反映しているのだと返事が来た」

検査結果の例2とコメント欄

次は韓国人の母を持つハーフの男性 iLuvTrading のDNA結果です。(12/17/2016付)

48.5%=ヨーロッパ系、51.5%=東アジア人(アジア系の内訳、30.8%=韓国人、15.5%=日本人、0.3%=中国人)ということは彼の韓国人の母親は61.6%=韓国人、31.0%=日本人だったことになります。

この結果に対してコメント欄には次のような書き込みがあります。「あなたはカザフスタン人にそっくりよ」「アジア系リチャード・ギア」「慰安婦云々」「日本の植民地云々」

検査結果の例3

Asian American Take A DNA Test というDNA検査結果の動画があります。

この中でGene という韓国人結果があります。この人の場合は 97.3%=韓国人、1.2%=中国人、1.2%=日本人となっています。 動画の 4:56 のところです。この人は韓国人率が高率です。

検査結果の例4

Try Guys とYoutube の人気グループが全員DNA検査を受けた動画があります。(5/20/2017付)その中の一人は韓国系の Eugene という人です。彼の結果はこうなりました。

63.1%=韓国人、19.9%=日本人、13.1%=中国人でした。彼は100%韓国人だという自信があったようです。ということは家族親戚は全員韓国人だと認識しているのだと思います。彼はその結果について「割合が高すぎる。その割合だと祖父母の代になる。しかしそれはあり得ない。もし中国人と日本人が自分のDNAに入っていたのならそれは何千年も前に入ったからだろう」と述べています。

これはとても良い指摘だと思います。そもそもDNAを国籍で分けるのが難しいのではないか。

DNA検査会社のデータに疑問

こうなるとDNA検査会社が何を元にDNAの国籍を判定しているのか興味がわいてきます。そこで検索してみると日本語の記事でこんな記事を見つけました。韓国語の新聞の記事を翻訳したものだと思います。

韓国人のDNAにインディアン? 米国で流行する「ルーツ探し」をしてみると…
(3/20/2018付) http://pokaan.blog.jp/archives/7948104.html

この記事を書いた韓国人記者は二つのDNA検査会社で自分のDNAの検査したそうです。

My Heritage という会社の結果はこうなりました。45.1%=日本人、31.1%=モンゴル人、22.8%=中国・ベトナム人、1%=アメリカインディアン。韓国人というのは全く含まれていません。この会社にメールで理由を問いただすと返ってきた返事が「韓国人という項目が無いのだそうです。日本人と遺伝的にほとんど似ていつため区別する必要がない」という説明を受けたそうです。抗議をしたが「申し訳ない」「修正する」という答弁は聞けなかったそうです。

23andMe の検査結果は 90.3%=韓国人、8.8%=日本人、0.6%=中国人、0.3%=東アジア人、0.1%=アメリカインディアンだったそうです。

韓国出身であることが明確である人のDNAをアメリカインディアンと判定するというは遺伝子が近い民族を明確に分けることが難しいのだと思います。ご存知の通りアメリカインディアンは1万年以上前に東アジア人の一部がアメリカ大陸に渡った人達です。一万年以上前に分かれた現在の東アジア人とアメリカインディアンを分けることができないのです。ということは2千年ぐらい前に分かれたアジア大陸の人達と弥生人のDNAを分離することは難しいと思えます。

関連:DNA検査11:韓国人のDNA 02

続く:DNA検査07:DNA検査の違い

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