トランプ疑惑15:娘婿クシュナー

トランプ疑惑14:公聴会の若手議員 の続きです。

トランプの娘婿ジャレド・クシュナー

トランプの娘イヴァンカの夫はジャレド・クシュナーです。トランプは娘夫婦を揃ってトランプ政権の要職につけました。トランプが自分のビジネスで長年やっているのと同じで側近を家族親族で固めてしまうのです。長男のドナルド・トランプJr. は彼が大統領職をしている間はトランプの不動産ビジネスを任されています。そのため表舞台にはほとんど出てきません。

クシュナーはトランプ大統領の相談役としてホワイトハウス入りをしました。彼の任務は難しい中東問題を解決することです。

保安基準検査に不合格

トランプが北朝鮮との会談後アメリカに帰ってきて一番先に直面した悪いニュースは娘婿ジャレド・クシュナーが長い間合格しなかった国家最高機密を見る権利をトランプの一声で得てしまったというニューヨークタイムスの記事です。

アメリカの国家最高機密は外国へ漏れてしまうと危ないため高い基準が設けられています。経済状態、思想、生活や倫理観のテストもあるようです。特に厳しいのは外国への渡航歴、外国要人との面会歴です。アメリカの国家安全のための機密ですから、スパイとして利用されそうな人は国家機密を見ることができないのです。

クシュナーはこの審査に何度もトライするのですが合格しません。理由は過去の海外への渡航歴、外国人との面会歴等を正直に記入することができないのです。何度も書き直したりして申請したのですが審査通過しませんでした。

ところが最新のニューヨークタイムスに大統領の要請で前の大統領補佐官ケリーがクシュナーに国家最高機密をみる権利を与えてしまったと言うのです。ケリーはこのことを懸念してメモを残したとされています。

ニュースのコメンテーターの一人は懸念のメモを残すぐらいなら大統領の指令には従えないとして辞任すれば良いのに大統領補佐官にと留まったのはなぜだ批判していました。

しかし実はトランプは大統領権限でクシュナーに権利を与えることはできるのです。しかし自分でそれをするのは意図が余りにも明白で避けたいらしく他の人にさせたようです。そしてそんなことは知らないと嘘をついています。

別のニュースによれば機密の度合いは分かりませんがトランプ政権では他に30人ぐらい通常では審査に通らない人達がアメリカの国家機密にアクセスしているようです。

莫大な借金持ち

彼はニューヨークの有名不動産業者の息子です。祖父と父親が築いた資産総額は1.8ビリオンドルだそうです。不動産屋父親の数々のトラブル(後記)を起こし会社の代表として表舞台に出ることができないため若い彼が早めに父親の事業を受け継ぎました。しかし父親は60歳代前半でまだ若いので影で経営に参加しているようです。

彼の会社の専門は中産階級向けの賃貸住居です。しかし2007年にニューヨークの一等地5番街666に豪華なビルを購入。会社のクシュナー不動産の看板ビルにする予定でした。購入価格が1.8ビリオンドル資金はほとんど借入金だったようです。この金額は自社の総資産と同じ金額です。ところが翌年2008年の不動産暴落して資産価値が暴落。しかもこの不動産からの収入は思ったように伸びませんでした。

彼の不動産会社の経営は非常に苦しく、銀行からの借入れ利息の支払いに四苦八苦している状態なのです。 要するに彼は借金の利息支払い期限に追われ、首が回らない状態なのです。ジャレド・クシュナーより借金利息を返済のことなど考える必要の無い無借金のアパート住まいの人の方が遥かに心の平安のある生活をしていると思います。

そして彼は利息の支払い金を融資してくれる会社や大金持ちを探し回っています。一度はカタールの会社に融資を申し込みましたがうまくゆかなかったというのは良く知られています。また中国の会社とも単身で会談をしていました。しかもその中国の会社は中国のスパイと関係があると言われています。

こんな状態の人が中東のお金持ちの独裁者や核兵器に興味を持っている国の人達と平和交渉をするとしたらどうなるのでしょうか。それぞれの国の権力者たちからの個人的な誘惑をされたらまともな外交判断ができなくなります。そんな理由で彼にはアメリカの最高機密を見ることができなかったのです。それを大統領の一存で国家機密に接する権利を与えてしまったのです。これは大きな危険性を含んでいます。

父親チャールス・クシュナーの犯罪

ジャレド・クシュナーの父親のチャールス・クシュナーはロシア系ユダヤ人の移民の息子です。彼の両親は1949年にソビエト連邦からアメリカに移民してきました。彼は1954年にニュージャージー州で生まれました。彼の父親は1980年頃までにニュージャージー州で約4000個のアパートを所有するまでに不動産事業を成功させ、それをチャールスは受け継ぎました。2000年頃までにはチャールスの不動産事業は順調に行っていたようです。

ジャレド・クシュナーと父親、左は弟

しかし2004年に選挙違反で逮捕されました。当時彼は民主党を応援していたのですが従業員の名前を使って合法献金額以上に献金して逮捕。脱税の発覚、証言者脅迫の罪で有罪判決を受けました。その証言者脅迫の内容がかなり凄まじいのです。検察の捜査に協力していた自分の姉の夫を売春婦を使って誘惑。罠にかけその売春婦との密会の様子をテープに記録して姉に送ったのです。彼はこの件で2年間の実刑判決を受け服役しました。

ジャレド・クシュナーはこのような父親に育てられているのです。

チャールス・クシュナーはまだ60歳台前半で若いため実際は共同経営者としてクシュナーの不動産会社を経営しているようです。しかし上記のような犯罪歴があるため現在ではクシュナー不動産会社の表舞台には出ていません。トランプの父親もかなり怪しいやり方で莫大な財産を築いたようです。トランプ家もクシュナー家も似たもの一族なのです。


(まるでジェフェリー・アーチャーの小説のように凄まじくて面白い)

続く:

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