加州05:砂丘クルーザー族

アリゾナ州との州境へ向かう

ソルトン海近辺の先住民居住地を4つ見たあとに向かったのはアリゾナ州との州境に近いAmerican Girl Mine というBLMの無料キャンプ場です。実はここに以前に知り合ったお友達二人が滞在しているのです。

彼らは毎年冬になるとオレゴン州とモンタナ州からやって来てここで半年近く過ごします。今年もやって来て以前と同じキャンプ場にいるのを知っているので会いに行くことにしました。しかもモンタナの人はこの日が最後で翌日にはモンタナへ帰るらしい。

ちなみに無料キャンプ場はこんなところです。広すぎて彼らがどこにいるのか分かりません。しかも私の微力なAT&Tの電話が通じない。仕方がないので近くにいた他のキャンパーの携帯を借りてどこにいるか教えてもらいやっとたどり着くことができました。他の電話会社は通じるところもあるようです。

キャンプファイヤー

お友達のグループにやっとたどり着きました。その夜は焚火を囲んでキャンプファイヤー。カナダから来た人達もいました。このグループは全部で7-8人いました。自己紹介をしたり雑談をしたり。ポテトチップスを食べたりして暗くなるまで過ごしました。

そのオレゴンとモンタナの人達の元へは昨年の夏の大旅行の時に訪ねて行きました。彼らはこのキャンプ場が好きらしく毎年冬にやって来て半年近く過ごします。オレゴンもモンタナも寒い地域なのでアリゾナの冬は理想的な避寒地のようです。

カナダ人のご夫婦も冬にアリゾナに来る生活が引退後にしたい夢の生活だと言っていました。

キャンプ場の朝

キャンプ場の朝です。とても広い場所に所々に車が駐車しています。

コーヒーを入れて朝食をします。

キャンプ場から去るRVキャンパーを見る。大きなRVをトラックで牽引しています。

趣味の砂丘クルーズ

朝になって彼らとお話をすると趣味の場所に連れて行ってくれると言うのです。なんでも親切で見せてくれるというなら喜んでついて行く私です。車に乗せてもらい3人でキャンプ場を後にします。

連れて行ってもらったのは下方にある赤い大きな丸の地点です。黄緑色のアメリカとメキシコ国境のすぐ隣にある巨大な砂丘地帯です。右下の小さな赤丸はアリゾナ州のユマ市です。砂丘はカリフォルニア州側にあります。

ここは趣味で砂滑りをしている人達が沢山いるのです。私のお友達の二人もそんな趣味を楽しんでいるとは聞いていたのですが、実際に近くまで来て見るのは初めて。

ここはメキシコとの国境に近いのです。向こうに見える黒いものは国境の壁です。

見回りの国境警備隊もいます。

もう一つ印象的なものは延々と続く巨大なRVの姿です。この大きさのRVは軽く1000万円は超えます。見かけるのはほぼ100%白人ばかりです。余裕のある白人の人達がここに来て余暇を過ごしているようです。

絶叫砂滑りクルーズ

連れて来られたのはこちらのグループなのですが、お友達のお友達グループです。でもこのグループ以外でも沢山知っている人達がいると言っていました。

しばらく話をして次に来たのがこちら。なんと乗せてくれると言うのです。

この車は2人乗りで運転手は向こう側のマッチョなお兄さんです。

砂丘爆走クルーズをしたのは約20分程でした。これは山頂で停まってもらい写真を撮ったところです。動いているところの写真を撮りたかったのですが車の手すりにしがみついているだけで必死。目の前に迫る砂の壁を登って行ったり急な坂を下っていったりしたのでジェットコースターに乗っているような気分で絶叫の連続でした。ひっくり返るのではないかと思ったのですがひっくり返ることは絶対に無いと言っていました。

これは遠くの砂丘の上の方に入る人達を撮影したものです。

こちらは下の方の車を撮影したものです。

感想

ここにいた皆さん、全部で1000人ぐらいは余裕でいたと思います。しかも皆さん巨大なRVをトラックで牽引してきています。巨大なRVは多分10万ドルは軽く超えます。トラックも7-8万ドルぐらいはします。そして砂遊びの車なのですが値段は様々ですが2-3万ドルぐらいするそうです。またこの砂丘も利用料を払わなければならなくてはいけないそうです。

私をここに連れて来てくれたお友達も正直同じものを持っているわけですが多分少し安めのものを持っているのだと思います。他の人達の車や装備を見てその掛けているお金のことを計算してため息をついていましたから。

考えてみると何の生産性も無いことをして楽しんでいるわけですからスキーをしているのと似ているのではないかと思います。しかしここの人達の趣味に掛けている金額が凄いのにびっくりしました。

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