カリフォルニア州の南東の方向にソルトンシーがあります。ソルトンシーは砂漠にある汚染された人造湖です。その近くにスラブシティーという無法地帯の町があります。前回ソルトンシーに行った時にはその近くに有名なスラブシティーがあることすら知りませんでした。好奇心旺盛な私はある週末にどんなところなのか見に行くことにしました。
目次
ソルトン海
スラブシティーは死海となりつつあるソルトン海のすぐ近くにあります。ずっと昔はアメリカ軍基地があったのですがそれが取り壊され瓦礫が残ったままの状態で放置されています。瓦礫(スラブ)町という名前はそこから来ています。
夜明けのドライブ
異臭が漂い死海のようなソルトン海の見どころは朝陽と夕陽です。これを見逃したくないので夜明け前にソルトン海に向けてドライブをしてゆきます。
キャンプ場に着き夜明けを待ちます。多少寒かったです。
車内で朝食を食べます。コーヒーとクッキーとチーズです。
美しい朝陽
朝陽が上がる頃です。湖の向こうに見える雲と湖、手前の魚の骨でできた砂と砂漠の草草。
同じ空を眺めるにしても雲がある空の方が表情が変わって断然良いですね。
鳥の群れです。砂漠の中ですから汚染されているにしても鳥たちにとってはありがたい楽園のようです。
別の方向の写真です。
朝は空気の色が刻々と変化して美しい色の移り変わりが楽しめます。
メッカビーチ:キャンプ場の利用客
キャンプ場にはトレーラーが泊まっていました。これは女性の一人旅のようでした。
プリウスの旅行者。彼らは車内ではなくテントを張って泊まっていました。
面白いテントの張り方。大丈夫なのかな?
スバルのSUVで車中泊をしているようです。窓に網が貼られています。
トレーラーで旅行中の人たちが周りに荷物を広げているようす。
このキャンプ場はメッカビーチキャンプ場です。
コーヴィナビーチ キャンプ場
先ほどのキャンプ場を出て次のキャンプ場を見てみます。先ほどのキャンプ場に比べて設備が整っていない感じです。利用料金は10ドルです。すると先ほどのキャンプ場は設備が整っていたのでもっと高いかもしれません。しかし利用料金がいくらか確認するのを忘れていました。
この箱の所にある封筒に自分の車の番号とお金を入れてポストに入れて利用します。
ソルトン海の砂浜と水辺がすぐ近くで歩いて行けます。値段も安くて悪くはないです。
ボンベイビーチ
ボンベイビーチに来るのは二度目です。この画像は多分1950年代のボンベイビーチの宣伝広告だと思います。昔はここでこのように水上スポーツも楽しむことができました。今は新しい水の流入がないのでだんだん汚染されて水質は悪くなるばかりです。
これも昔の広告。最後のリゾートだそうです。
荒れたような街並みです。
可愛いお店
雑貨食料品店があったので入ってみました。すると驚くほど暖かくて良い感じお店です。商品数が少ないのを丁寧に展示しています。店内では比較的若い黒人女性が二人働いていました。
写真だけ撮って何も買わずに出ていくのも悪いのでソーダを注文すると展示品は今出したので冷たくないのだそうです。そこで店の奥に行き冷たいソーダを取って来ました。
値段を聞くとタダだと言うのです。あなたは長い間待ったからタダで良いというのです。私が「えっ?」と言うと。「God Bless You」と言って笑いました。ありがとう。
これはボンベイビーチの町の一部。まるでスラム街です。
新しく綺麗な家も売り出しになっていました。果たして売れるのでしょうか?
続く:CA–Slab City 02 スラブシティー P1