車住族36:クリスマス キャンプ03 の続きです。
目次
4日目の朝
このキャンプ地ではネットが使えません。そのため毎日寝るのが早いのです。従って朝目が覚めるのも早い。この日の朝は4時頃から夜空を見ていました。星はきれいなのですが、満月が数日前だったためまだまだ月の灯りが煌々としています。
やっと朝陽が上がり始めます。雲がある方が風景に変化があり尚素敵です。
朝陽が上がると真っ先にしたことはソーラーパネルとバッテリーの設置。
昨夜はバッテリーを使い切ってしまいました。早く充電しないといけません。
キャンプ地の周りの様子です。
今朝の昼食は食パンとキュウリ。コーヒー。簡素すぎる食事です。
朝食を取りながら外の風景を楽しむ。
空が段々曇ってきます。バッテリーの充電があまりできてなくて気になります。
ファイアーピットでターキーを焼く
今日は2時からクリスマスディナーの予定です。スティーブがターキーを二つ買ってきて作ると言っていました。他の人達は料理を持ち寄りでポットラックをします。
10時頃スティーブの車の周りが賑やかなので行って見ると面白いことをしていました。ファイアーピットを作りオーブンにしてターキーを焼いているのです。
地面に穴を堀り炭火をそこに敷いています。その上にアルミに巻いたターキーを置きます。
そしてその上にまた炭火をかけます。
その後炭火を起こすために使っていた鉄板を被せ土を被せます。
「おおお~~、ワイルドウェストだ~!」と興奮して写真を撮りまくりました。
スティーブに今まで何回ぐらいこんなことをしたのかと質問。ところが返って来た答えは「今回が初めて」「グーグルで調べた」のだそうです。
笑ってしまいました。20年ぐらい経験があるのかと思いました。
フランス系カナダ人
今日は朝からそれぞれの車の中では持ち寄りパーティの準備で忙しいのです。そんな状態なのにフランス系のカナダ人の女性が自分が料理の準備をしている間にお茶にご招待したいのだがと誘いに来ました。誰も行きそうもなかったので私が行くことにしました。
こちらが彼女の立派なクラスB車です。
運転席の後ろに来客用のテーブルと椅子があります。
彼女は豆を煮ていました。
手前の丸い黒いところがシンクです。
奥の方は広いベッドルーム。その上にネコが座ってこちらを見つめています。
フロントの助手席の後ろには丸いものが。。。何かと聞くとトランポリンのようなもののようです。そう言えば数日前に遠くの方でぴょんぴょんと飛んでいた人を見かけました。
彼女はフランス系カナダ人なのですが彼女が話す英語は今まで会ったことがあるフランス系カナダ人に比べて格段に上手であまりフランス語訛りがありません。どうしてなのかと聞くと、「テレビで学んだ」のだそうです。
彼女の車の値段は5万ドル。ローンを組んで毎月350ドルの支払いをしているそうです。立派な車ですねと言うと。アパートを引き払ってしまったので今はこれが自分の住居。だからアパート代と思えばこれぐらい出しても良いのだそうです。確かにアパートの代わりだと思えば安いかもしれません。
雨が降って来た。。。
フランス系カナダ人の車と別れて自分の車に帰る頃には雨が降り出しました。ソーラーパネルのチャージは9ワットぐらいしかありません。これではバッテリーの補給は出来そうもありません。どうしようかと考えてしまいます。
雨が降ってきたので外に設置したソーラーパネルとバッテリーを室内に取り込みます。すると室内取り込み過程でソーラーパネルの差込口を紛失。車の外や中をいくら探しても見つかりません。あれがないと100Wのソーラーパネルが使えないのです。困った。
ポットラックの料理ですが私は五穀米と米を合わせた簡単ご飯と買ってきたアップルパイを持っていくつもりです。しかしバッテリーの電池が完全に無い。
エンジンの空回し
電池が無くなった解決方法として考えた付いたことはエンジンを起動させ電気を起こし米を炊くのです。以前にエンジンをふかして炊飯器を利用しているフィリピン系の人の動画を見たことがあります。
そこでエンジンを起動させ炊飯器のスイッチを入れ五穀米ご飯を炊きました。炊飯器に約30分間。バッテリーは完全に空にすると悪いらしいので目盛りが1になるまでエンジンを作動させました。これが約30分間。合計1時間エンジンの空回しをしました。
問題解決!
ご飯はきちんと炊けました。バッテリーはとりあえず目盛り1まで回復。
クリスマスディナー
午後2時からクリスマスディナーが始まりました。こちらのテーブルに皆が出来上がった料理をどんどん持って来ます。
こちらのテーブルは飲料類。酒、ソーダ、ワイン等。
出来上がったターキーとグレービーです。
こちらが持ちよりで集まった料理。
キャンピングカーなのにきちんとした料理をするのが凄いです。
こちらが私の皿。大盛です。
甘いお芋が美味しいというと、砂糖をたくさん使っているんだよと説明されました。甘いものと脂身は美味しいけど体に悪いよねと世間話。甘いイモはクリスマスの伝統料理なのだそうです。知りませんでした。後で調べるとアメリカ南部の伝統料理のようです。
このキャンプ地にはアメリカ中から人が集まっていますからロサンゼルスではあまりお目にかからないものに出会います。
キャンプファイアー、帰宅
クリスマスディナーも終わり、夕刻になり夕焼けが綺麗です。
皆が椅子を持ち寄りキャンプファイアーを囲みます。そこでの会話「みんないなくなってしまったわね」明日移動日なのですが今日既に移動した人達もいるようです。
私は明日の早朝帰るつもりだったのですが、その話を聞くと突然今帰った方が明日より良いのではないかという気がしてきました。早起きするのは辛いです、しかし夕方はいつも長い間目が覚めているのです。
クリスマスディナーが終わったあと帰るのは申し訳ないと思っていたのですが、みんなが既にいなくなったという話がきっかけで即帰ることにしました。
早く帰ればシャワーも浴びれます。ゆっくりと寝ることもできます。ネットもできます。
失くして見当たらないソーラーパネルの部品もゆっくり探すことができます。
とういう訳で5時頃にお別れをして出発。帰りついたのは夜の9時頃でした。
続く:車住族38:クリスマス キャンプ_感想
最後にまとめの感想と後の話を書きます。