断食ダイエット2:理論_オートファジー

断食の効能(ロシアの療養所)

次に行き着いたのはこのロシアの診療所のドキュメンタリーです。(実はここで紹介している10倍ぐらいの関連動画を見ていますが内容の良いものだけ選んで理解しやすい順序で紹介しています。) この動画は2015年に Youtube に載せられていますので大隅教授がノーベル賞を取る前に作られたドキュメンタリーです。

Science of Fasting HD (Russian Study)

https://www.youtube.com/watch?v=t1b08X-GvRs

これはロシアの診療所では50年以上も前から断食療法を行っているというドキュメンタリーです。この診療所で断食療法を始めたのはソ連時代。あるうつ病の患者が食事をしなくなったのだそうです。そこで医者は無理強いして食事をさせるより本人の望むようにする方が良いだろうと放置したところ断食をして10日ぐらいで病状が劇的に改善。その後完治して退院。その後この診療所では喘息やアレルギー患者の治療に同じような断食療法を行い効果をあげているのだそうです。

その理論の背景が人間は栄養素を外部から摂取しないことで体内にある栄養素を活用、不必要な細胞や病気の元になる細胞を綺麗に除去してしまい、生存に必要な最小限の細胞だけに削減してしまうというのです。これはオートファジーと同じ考え方です。体内の不必要な細胞というのにはがん細胞も含まれます。また断食療法はタイプ2の糖尿病や心臓病にもよく効くそうです。

私は健康体でほとんど病院に行くこともなく薬も飲まないのですが、一番怖いのはある日突然ガン宣告をされ余命3か月と言われること。「なぜもっと早く検診にこなかったのだ」と医者に言われるのが怖いのです。しかし断食をすることでガンの芽を摘み取ることができればその心配も無くなります。しかも減量に効果あり。一石二鳥です。この時点で既に断食ダイエットを始めていました。

しかしもう少し断食ダイエットの背景の理論を説明します。

糖分(グルコース)とインシュリン

こちらの動画では糖分とインシュリンの説明をしています。動画の作成者は日本に住んで何かのカウンセラーをしているアメリカ人のようです。かなり人気のあるユーチューバーで既に1ミリオン近くの Subscriber がいます。日本人はなぜ太っている人が少ないかなどの人気動画がたくさんあります。

Intermittent Fasting & Hunger – What the Science says

https://www.youtube.com/watch?v=dFT2IKmwyfg

動画の内容なのですが糖分とインシュリンの関連についてです。人間が食事をすると糖分が上がりインシュリンが働き始めます。インシュリンは食事で得た糖分を体内の燃料に転換したり、脂肪に変えて保存をしたりする働きをしてます。また食事時間になると空腹を感じるのはインシュリンがそろそろ食事の時間だと認識して働き始めるからだそうです。ですから空腹感というのは実際の体の空腹とはあまり関係無いのです。

間食をしてインシュリンが働き始めると数時間後にたとえお腹が空いていなくても空腹を感じます。そのため次から次へと食べたくなるのです。空腹状態が続くとインシュリンの活動は無くなっていますので長期間食べなくても空腹感はあまり感じなくなります。断食をしたことが無い人達は長く断食を続けると空腹感で死にそうになるのではないかと恐怖感を持ちます。しかし逆に空腹感はあまり感じなくなるのです。

インシュリンは空腹感を与え食欲を増進します。消化を終えインシュリンが少なくなると、次に活動するのはグルカゴンです。グルカゴンが発動すると食欲がなくなり、体内に貯まった脂肪を燃料として利用し始めます。その結果体脂肪が減るのです。食べ物を頻繁に食べてインシュリンが活動し続けているといつまで経っても体脂肪を消費するという段階に行き着かないのです。

従って体脂肪を燃料として減少させたり、オートファジーで体に貯まった病気の元になる細胞を分解して燃料として利用するという段階に持って行くまでにはある程度長い食事をしない時間が必要になります。

オートファジー発動までの時間

こちらのドクターはオートファジーが発動するまでの時間を説明しています。表を使って説明をしていますので非常にわかりやすいです。

AUTOPHAGY FASTING
How Long Should You Fast to Maximize Your Health Benefits?

https://www.youtube.com/watch?v=5UgLueOeuWk

彼女によると食事をしてから13時間ぐらいで食事で取った栄養素を全て使い終わります。(別の動画で得た情報では最初に食事から得た栄養を使い、次に肝臓に貯蔵している糖分を使います。その合計時間が13時間です)。その次に体が体脂肪を燃焼する段階に移ります。そのため食事を次々と続けているといつまで経っても表の赤い部分が継続して緑のオートファジーの時点に行きません。

13時間を過ぎた最初の1-2時間は成長ホルモンが出るので若返りの効能があるそうです。(本当なら嬉しいね)その後16時間を過ぎた頃からオートファジーが全開します。ですから16時間以上継続して何も食べない時間を作るのがオートファジーには良いと語っています。

続く:

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