DNA検査11:韓国人のDNA 02

DNA検査06:韓国人のDNA 01の続きです。

DNA検査会社の基礎データ

以前書いたこちらの記事  DNA検査06:韓国人のDNA 01 の中で韓国人のDNA検査の結果が変であるということを述べました。DNA検査の結果に出てくるのは純粋の韓国人という人は少なく高率の中国人、日本人が記されるのです。その数値はなんと20%から40%もの高率になります。両親祖父母とも純粋の韓国人であることが明確であり、本人が100%韓国人だという自信があってもこうなってしまうのです。

その不思議な結果の原因ではないかと思われるのがこれです。それはこちらに書きました。DNA検査07:DNA検査の違い これは韓国人のDNA検査に関するものですから以下書いたものをそのままここに写します。

DNA検査会社のサンプル数

英語の掲示板で韓国人が検査した結果 Korean 51.7%, Japanese 20.2%, Chinese 17.5%, Mongolian 1.0%, Yakut 0.1%, Broadly East Asian 9.4% となったそうです。こんなことは普通なのかと質問しています。23andMe results for Korean (3/26/2016付)

その回答のうちの1と3は回答者の推測です。2が23andMeに書かれていたサンプル数です。この回答者は23andMeが韓国で採集したDNAサンプルの質が韓国人と明確に認定する基礎にするには質が低すぎるのではないかと指摘しています。

23andMe の韓国人のサンプルは76人分。これは23andMeが韓国で採集したDNAサンプル。日本人のサンプルは225人分そのうち 118人分は既に公表されているもの、107人分は23andMeが日本で採集したもの。中国人のサンプル数は699人分そのうち241人分は既に公表されているもの、458人分は23andMeが中国で採集したもの。

この「既に公表されているもの, publicly available」というのは多分その国に大学なり研究機関が調査して発表している、典型的な日本人、典型的な中国人のDNAではないかと思います。それが韓国には無かったため 23andMe が独自に採取したのではないでしょうか?すると外国のDNA検査会社がビジネスをするため世界中で急いで採取したデータなのです。基礎データの信頼性があまりなくなります。

ネットの書き込み、、、

ある韓国系の英語掲示板にこんな書き込みがありました。その人はソウル出身の韓国人ですが、18.8%日本人と診断されました。しかし彼の両親も祖父母も曾祖父母も純粋な韓国人だそうです。後でわかったのは彼のX遺伝子は純粋な日本人だったそうです。しかも彼の親族の全員が16%から36%の日本人と診断されたのだそうです。日本人度が16%以下の人は一人もいなかったそうです。しかも彼の親族の全ては韓国生まれの韓国人だそです。

23andMe の親族マッチによって少しの日本人出てくるのですが、彼とシェアする韓国人のDNAはほとんど持っていないそうです。(ここの所の意味が良く分かりませんでした。要するに韓国人の彼とその親族のDNAは日本人と判定されるが、日本人の中には彼の日本人DNAと合致する人はあまりいない。ということでしょうか?)

その答えとして推測されるのが、つまり23andMe のデータベースの中で純粋な韓国人のDNA日本人として登録しているのではないかとの疑惑が書かれていました。要するにサンプルの韓国人を日本人としてデータベースに登録しているため、韓国人がDNA結果をすると高率の日本人と表示されてしまう。ということだだと思います。これが一番信頼が置けそうな答えではないでしょうか。

日本人の基礎データに韓国人?

上記のことをもっと突き詰めて考えるとサンプルとしてデータベースに登録をOKした人が実は韓国人でありながら日本人と偽証していたという可能性があります。それとも善意的に考えて当人が自分は韓国人であることを知らなかったのかもしれません。

そういえば英語でYoutubeの動画を掲載している人ですが、本人は日本人と韓国人のハーフだと言っていました。名前も日本人の名前です。しかしDNAの検査をしたところ90.8%韓国人で日本人は7.6%という結果になり驚いていました。家族内では片方の親の家族は日本人だとずっと信じてきたようです。watch?v=YaDvpY7kfDA

日本に長いこと住んでいて帰化している人達で自分の韓国人のルーツを知らなかった人が日本人として 23and Me の基礎データに登録されてしまった場合は、韓国人がDNA検査をした場合日本人という結果がでるの理論的に理解できます。

2018年春の23andMe のアップグレード

23andMe が今年の春に150の地域のデータをアップグレードしたということはこちらにも書きました。DNA検査01:遺伝子検査の流行 その発表とプロモーションの2-3週間後に AncestryDNA が350の地域をアップグレードしたとしてプロモーションをしていることについての疑問も書きました。どちらにしても AncestryDNA は東アジア地域のことについては単純に東アジアとしか記しません。それ以上の詳しい内訳は記しません。従って精度が悪くても一応日本・韓国・中国を分けて記してくれる23andMe しか東アジア系の人に取っては選択肢がないのです。

アップグレード後の検査結果

上記の理由で今年の春にアップグレードした23andMeを利用して検査をした人達の結果がいくつかネットに出ていましたので紹介します。

  1. 上記の掲示板に書かれていたことです。この人は古いDNA検査結果が 7%=Japanese, 93%=Korean, <0.1% other. だったのですが、新しい結果では 99.4%=Korean, 0.5%=Japanese, <0.1% other となったそうです。
  2. Youtube の4/24/2018付けの動画です。 (/watch?v=9rhxI89wpBU)
    この投稿主の女性の結果は 87.6%=Korean, 11.1%=Japaneseとなっています。
    以前のような20-40%というような高率の日本人率ではありません。
  3. この結果についての書き込みです。
    以前だったら韓国人の結果は30~35%=Japanese、5~10%=Chinese,となっていたがアップグレードされてからやっと90%台の韓国人という結果がでるようになった。最近は 2~7%=Japanese, 0%=Chinese となることが多い。と書かれています。
  4. その書き込みに対して以前は韓国人が60%というのが多かったが最近は韓国人90%という結果がでるようになったと書いています。多分この書き込みをしている人達は私より韓国人のDNA結果について注意深く見ていると思いますのでここに記します。

いずれにしてもアップグレードした後良い結果が出るようになって良かったですね。日本人の率が高いということでいろんなところで歴史問題を持ち出してきて日本を非難する書き込みがネットで目につきます。しかしその原因がDNA検査会社の基礎データの不良であったのならとんだとばっちりです。アップグレードで良い結果が出るようになり日本人としても嬉しいです。ふぅ~~~

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