旅装備11:窓の目隠し、一代目に続いて第二代目の作り方の紹介です。
目次
制作材料
今度作る窓の目隠しは次の材料をつかいます。フェルト布の黒、磁石、薄い布の黒、片面銀色で片面白い防寒用のシート。100円ショップで買いました。材料費の合計は40ドルぐらいだったでしょうか。費用的には安かったのですが、時間と忍耐が必要でした。材料を買ってきた時はやる気が起きず1か月程放置したままでした。
これが使った材料の残りの一部です。
作り方 1:材料を切る
布の素材は黒のフェルト布とアルミと裏が白のアルミマットを二枚重ねにします。アルミ面を黒フェルト面に合わせ白い面が外側になるようにします。すると一面黒フェルトと一面白いスポンジ素材になりアルミ面が隠れます。
素材を切る時は以前に使っていた目隠しを型紙として利用します。
切ってゆきます
作り方 2:磁石を置く
磁石は車の鉄製の窓枠に付けて固定するために利用します。従って同じ車の窓でも鉄枠で囲まれていない場所にある窓には利用できません。
薄い布を折って磁石が入る大きさの袋を作ります。そしてミシンで縫います。
磁石はひきつけあう面とはじく面がありますので方向を間違えないように並べます。
袋に入れた後は間隔を置いて手縫いで磁石の位置を固定してゆきます。
出来上がったのはこんな感じです。ミシンを使ったのは薄い布で袋を作る時だけです。磁石を取り付ける作業は全て手縫いでしました。理由は白い面がスポンジ風素材でできているためミシンで縫うことができなかったからです。
作り方 3:縫い付ける
フェルトに銀の面を向けて二重に縫い二つが重なった端を黒い布で縫いました。その後に上記の磁石の入った端を縫い付けてゆきます。スポンジ部分があるのでミシンでは縫うことができませんでした。ですから全て手縫いです。
出来上がったのがこんな感じ。下が裏面です。
作り方 4:磁石が使えない場所
車内には窓の周りがプラスチック製の素材だけの場所もあります。
そんなところは磁石が使えません。
その場合いろんな工夫をしなければなりません。
後部の窓の部分が出来上がりました。
運転席の前の目隠し
運転の前の窓の目隠しです。運転席の前の窓の周りは全てプラスチックで囲まれているので磁石が使えません。以前は右にあるナイロンの日よけを車内泊用の目隠しにしていました。しかしこれだと目隠しの周りに少しずつ隙間ができるのです。
そこで考えたのが細部まできっちりと目隠しできるこの方法です。まずは四角い目隠しを二つ作りました。両方とも上下にポケットを付けました。
そして以前使っていたプラスチックの目隠しをポケットのはめこんで支えにします。これを前の窓にはめ込めばぴったりとします。細部の調整をすれば車内の光は外へは全く漏れません。
出来上がり
右側と左側はぴったり合うように作っています。
磁石の位置を全く同じところに置き、お互いにはじかないように磁石の面も計算に入れて制作をしました。ですから収納する時は内側を合わせてぴったりと合います。
これは後部の小さな窓用です。ここはプラスチックで囲まれていて磁石が使えないので以前の段ボールを被せるように置きます。
目隠しを設置:後ろの小窓
この部分は磁石を使えませんので新しい目隠しを古い目隠しで後ろから支えます。
両方とも同じ大きさですからぴったりと重なります。
これが設置が終わった状態です。
目隠しを設置:横の窓
こちらは横の窓です。ぴったりと収まります。
磁石を付けているのは上と両脇です。下には付けていません。
磁石を使ったところはこんな状態になっています。
袋に入れて収納
これが片付けるために折りたたんでまとめたものです。
全てを重ねたものが右。左は私の手造りの収納袋です。残り布で作りました。
昼間はこのような状態で車の後部に置いておきます。
これだと車の後ろに積んでいてもあまり場所を取らず扱いやすくて便利です。
この窓の目隠しを RTR に行った時に何人かの人達に見せたのですが、こんな丁寧に作っているのを見たことが無いと言われました。私は細かい手仕事を綺麗に仕上げるのがかなり得意なのです。
続き:旅装備24:窓の目隠し多少改良
コメント
目隠しは結構大事ですよね。 二代目となるととても工夫されてて、出来栄えがいい感じです^^
お褒めの言葉ありがとうございます!
この目隠しは自慢の作品です。
素晴らしい!
磁石良いですねとても参考になりました
最初はピッタリなのにだんだんと隙間が・・・(笑)
同じような感じの目隠しを妄想していましたが
私にはかなりグレードが高いです
ありがとうございます!
段ボールの目隠しも最初は気に入っていたのですが、
かさばるのが段々邪魔に感じるようになっていました。
その他の問題点もクリアして以前より格段に進歩した一作です。