DNA検査08:一卵性児のDNA結果

DNAの検査結果がどこまで正確かどうかを調べるのは一卵性児の検査結果がどうなるかを見れば大体検討がつきます。

テレビ番組で紹介されていた結果 (2/21/2017)

アメリカのテレビ番組 Inside Edition という番組で紹介されていた結果です。この番組では一卵性三つ子、一卵性四つ子の人達に検査を受けてもらい結果がどのくらい違うかを紹介しています。

三つ子Aが受けた結果はヨーロッパ人率、A1=99.6%, A2=99.7%, A3=99.7%でした。ところがその内訳のフランス・ドイツ人率は A1=11%, A2=22.3%, A3=18% でした。ヨーロッパ人という大きな区分では大体が合っているのに対して内訳の微妙なところではなんと11%もの違いが出ています。

三つ子Bが受けた検査結果ではイギリス人率はB1=59%, B2=66%, B3=70%です。約10%の違いがあります。スカンジナビア人率はB1=0%, B2=6%, B3=0%となりました。6%の違いがでています。遺伝子が似通っている近隣国の間の違いの判定にはなんと約10%もの違いが出ています。

三つ子Cの結果は大差がありませんでした。それでもイギリス人率はC1=45%, C2=46%, C3=47%と2%の違いが出ています。

Youtube で紹介されていた結果 (3/21/2017)

一卵性双生児の兄弟の結果が紹介されていました。

双子D1ヨーロッパ系=92% (内訳:イギリス=44%, イタリア・ギリシャ=29%, イベリア半島=9%, その他=10%) , 西アジア=7%, アフリカ=1%以下

双子D2ヨーロッパ系=93% (内訳:イギリス=42%, イタリア・ギリシャ=31%, イベリア半島=8%, その他=12%) , 西アジア=6%, アフリカ=1%以下

この結果を見ると2%程度の違いは普通にありえる誤差の範囲内のようです。

Youtube で紹介されていた結果 (10/29/2017)

一卵性双生児の姉妹の結果が紹介されていました。彼女たちは最初は一卵性双生児で遺伝子は同じだからという理由で一人だけしか検査をしていませんでした。ところが結果が違ってくることもあると指摘されて一年以上後にもう一人が検査をうけ両方の比較動画を掲載しました。

双子E1  アフリカ=80% (内訳:ナイジェリア=53%, 象牙海岸=13%, 南西アフリカ=8%, その他アフリカ=6%) , イギリス=16%,  スカンジナビア=3%, その他ヨーロッパ=1%以下

双子E2 アフリカ=80% (内訳:ナイジェリア=54%, 象牙海岸=11%, 南西アフリカ=8%, その他アフリカ=7%) , イギリス=17%, スカンジナビア=2%, その他ヨーロッパ=1%以下

ここでも2%の違いが出ています。

検査結果の正確さについての結論

地理的に近く遺伝子が似通っている場合2%の違いが出てくるのはいたって普通。時によっては10%もの違いが出てきます。理由は5-10%ぐらいは多分検査会社の基礎データと結果判断の微妙な違いがあるからだと思います。

日本人のDNA検査結果についての結論

ところで一番気になるのは日本人のDNA判定結果です。前に日本人がDNA検査をした場合必ず数パーセント韓国人と判断されると書きました。しかし2%から10%ぐらいの違いがあるのが普通だとすれば検査結果で95%程度日本人と判定された場合は純粋日本人と思って間違いは無いと思います。

また日本人の場合は祖先がはっきりしている場合が多いですからほとんどの人達は自分の家族親戚を見回せば明治以降の150年間ぐらいは正確にわかります。またそれ以前は鎖国体制の江戸時代ですから外国人と混じる可能性はほとんどありません。

アメリカ流人種国籍別判定については日本人にはあまり意味がなさそうです。他には医学的な見地からの判定もありますがそれは別の所で書きます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする