トランプ疑惑10:タブロイド紙 の続き
目次
ロシアへの経済制裁
ロシアは2014年にウクライナ問題介入により西側諸国から経済制裁を受けています。この経済制裁によりロシアの経済は非常な苦境に陥っています。ロシア政府、プーチンに取ってはこの経済制裁をどうやって解除させるかが現在の一番の問題のようです。
ロシアの工作員とみられているマリア・ブティナがトランプにした質問が「ロシアへの経済制裁を解除する気があるか」というものでした。
2018年12月トランプはロシアの財閥オリグ・デラパスカの会社の経済制裁を解除しました。(ポール・マナフォートが数十億円借金をしていた同じ人です。)
トランプのロシアとの関係
Youtube でみたいくつかのドキュメンタリーではトランプは大統領になる前にロシアに何度か行っています。一度は最初の妻イヴァナと共に行きました。最初の妻と言えば20-30年前のことです。ロシアの諜報機関のKGBのすぐ近くのホテルに泊まったらしい。ホテルの部屋に盗聴器を仕掛けられていたかもしれないと憶測されています。しかし真相はわかりません。
もう一度はミスユニバースロシア大会の時にです。彼はプーチンに会うと吹聴していたらしいのですが実際に会うことはありませんでした。この時に彼はホテルに売春婦を呼んで破廉恥なことをしたと噂があります。これも真実は分かりません。KGBが隠しているかもしれません。要するにロシアに弱みを握られているかもしれないということが囁かれているのです。
ドキュメンタリーでは元KGBであるプーチンに取ってはアメリカ社会に影響力があり操りやすい人材は確保しておきたいのではないかと推測されています。あくまでも推測です。
上記のロシアに行ったという事実以外にはトランプの不動産開発。販売ビジネスでロシア人のお客がたくさん彼の物件を買っていたらしい。購入者はロシアの財閥達です。彼らは海外の不動産購入をすることでマネーロンダリングをしていたと言われています。その詳細は下のABCオーストラリアのYoutube チャンネルのドキュメンタリーで説明されています。
モスクワのトランプタワー計画
ロシア人顧客との付き合いが長年あったためかトランプはモスクワにトランプタワーを建てることが長年の夢でした。このことはよく知られており、大統領選挙期間中にロシアとのビジネスのことを何度も聞かれていました。しかし彼はロシアとそのようなビジネスはしていないと言い続けていました。ところが彼が署名した計画発案書が出てきました。そこには彼の署名があるのです。
モスクワにトランプタワーを建てるにはロシア政府の許可が必要です。そこで彼はもし建てることができるのなら最上階のペントハウス約50億円分をプーチンにプレゼントするいう驚きの報道がありました。結局このモスクワのトランプタワーの計画は実現していません。しかしトランプが大統領選に勝った後でも裏でビジネスの話は続けられていたのです。彼が強力に否定してきていたのは嘘でした。
ヒラリー・クリントンのメール
トランプは選挙期間中からロシアとの関係を聞かれており否定していました。しかしウィキリークスとロシアに呼び掛けてヒラリークリントンのメールを盗んで公開するように呼び掛けています。(27秒のところ)
このようなロシアとの非常に怪しい関係がFBIの調査を始めさせるきっかけになっています。
プーチンと二人だけの会談
トランプ大統領はロシアのプーチン大統領と3回の会談をしています。しかしその会談の記録はアメリカ政府のどこにも残っていません。トランプが単独で会談し、通訳のメモも没収したからです。これは大きな問題です。なぜなら会談内容を知っているのは相手国政府のみということになってしまうからです。あの時どんな話をしたと相手国が主張しても反論をする根拠がなくなってしまうからです。
過去の大統領達が海外の要人と会談する場合は必ずアメリカ政府の専門家を同席させ、綿密なメモを取り残しています。それらを会談の記録として将来の外交の時に利用するからです。必ずアメリカ政府の他の人が同席するというのは会談内容を相手国に悪く利用されないための防御策でもあります。
トランプ大統領がプーチンと単独で何を話したかわからないのは大きな問題であり民主党側は通訳を召喚して会談内容を聞く計画をしています。
2017年金正恩との会談
2018年にトランプは金正恩との会談をしました。その結果北朝鮮の核開発を止めさせる代わりに米韓合同演習を止めさせると発表。アメリカ軍関係者を驚かせました。どうもこれは2017年の夏にプーチンと電話会談をした際プーチンのアドバイスを真に受けて聞いたからのようです。
プーチンに取っては大勝利です。ロシアと北朝鮮のすぐそばの韓国で米軍が園主をするのはロシアに取って非常に不愉快なことだったのです。。
トランプ「アメリカ諜報局よりプーチンを信じる」
トランプに解雇された元FBI長官のアンドリュー・マクベイは上記の動画の 5:15 のところでトランプは金正恩のミサイルはアメリカに届かないと言われたと発言。これはアメリカ諜報局の見解と異なります。そのことを指摘されるとトランプは「アメリカ諜報局の見解など知ったことか、プーチンの方を信じる」と言い切ったのだそうです。FBIに取っては絶望的な気持ちになる発言です。
今度は金正恩との会談でどんな爆弾発言を。。。
トランプ大統領は2019年の2月末にもう一度金正恩との会談をするためにベトナムへ出かけました。
その同じ頃ロシアでトランプがロシアにどうすれば良いかと相談したというニュースで流れました。そしてトランプと金正恩が会談をしている時に合わせてロシアの閣僚がベトナムに行っています。
アメリカの知識人たちは今回の会談でトランプがどのような爆弾発言をするのか不安な気持ちで成り行きを見守っています。
続く: