ソルトン海のキャンプ場にいた人達の紹介をします。
まずはトレーラーに乗ってアメリカ周遊旅行していたニューヨーク州の女性です。
引退生活
彼女は Upstate New York の住人で引退した後このトレーラーを購入して旅行を始めました。冬の間暖かい南の州を旅行して回り春にはニューヨークに帰る予定です。
このトレーラーの価格は15000ドル。その他の装備を追加した合計は17000ドル強になりました。彼女はトレーラーをキャンプ地に停泊して町に買い物に出かけている時にトレーラーが盗まれないか少し心配だと言っていました。というのはトレーラーが動かないように鍵をかけているのですが、その鍵はその気になれば切ることも不可能ではないかもしれないというのです。確かにトレーラーは高額で、しかも牽引さえすればどこにでも持って行けるものです。
トレーラーの室内
内部を見せてくれました。ここがラウンジ部分。ここで来客と話ができます。
台所から奥の方を見たところです。
電子レンジと冷蔵庫も設置されています。ただしこのキャンプ場では電気の接続ができませんのでこの時は電気器具類は電気が通じていません。普通電気水道の接続ができるキャンプ場は比較的高い料金を払わなくてはなりません。車体が大きい場合それに応じて高くなり一泊30ドル、40ドルの料金は普通です。トレーラーやキャンピングカーの旅は快適に過ごそうとするとそれなりにお高くなります。
電気についてはプロパンガスも使えますのでどうしても必要ならプロパンでいろいろな器具を使うこともできます。
テレビは回転台が設置されておりぐるりと回せます。ラウンジ部分でもベッド方向からでもいろんな方向から見ることができます。
左端が冷蔵庫と電子レンジです。ラウンジ部分の窓カーテン。
電気類制御装置。
彼女はネコを連れて旅行しています。ペット連れの旅行者がかなり多いです。
牽引車との接続の仕方
翌日の彼女の目的地はパームスプリングスです。パームスプリングスは高級リゾート地です。そこの会員制のキャンプ場に泊まる予定です。
どのようにしてトレーラーを取り外し牽引車に接続するか見せてくれました。
このねじがある部分の蓋は無くしてしまったそうです。仕方がないのでテープで止めてごみや水が入り込まないようにしています。テープののりがかなり汚くなっています。
彼女の車はトヨタのSUVです。この後ろの部分に牽引するための器具を取り付けます。
取り付け後はこうなります。
次に車を注意深く後ろに動かしトレーラーの接続部分にぴったりと合うようにします。
その後トレーラーの支え部分をねじを回して上にあげます。
接続部分を上げたらまた車を後ろに動かしてぴったりと下に収まるような場所に移動します。
さらに接続部分を調整、車を動かし微調整をします。
この時点ではぴったり収まらなかったのですが、足で蹴ったらガチャンと収まりました。
そして鎖を交差させ車にひっかけます。この鎖は多分接続部分が運悪く取れた場合にも引き続き牽引できるようにするための予備的なものだと思います。
黒いコードは車とトレーラーを電気系統でつなぐものでトレーラーの方向指示器を操作するために必要です。コードを接続したあとトレーラーの後部に行って見て電気がついているかどうか確認しました。
次の目的地へ向かって出発
出来上がりはこんな感じです。彼女はこの接続ができた後パームスプリングスへ向かってゆきました。
彼女に友達や知り合いでこのような形で旅行している人はいるかと聞くと知っている限りこんなことをしているのは自分だけだそうです。彼女はちょっと変わり者かもしれません。会員制のクラブやイベントについて良く調べておりいろいろ教えてくれました。
彼女はまだUpstate New York に家を持っているのだそうです。春には旅行しながら帰るつもりだそうです。しかしその後旅行をまたするのかはまだ決めていないのだそうです。
続く:車住族19:紹介 (Class C 写真家)