トランプ疑惑12:FBI の戦い

トランプ疑惑11:ロシアのプーチン の続きです。

元FBI長官代理、アンドリュー・マケイブ

先週の初め、2月18日頃から突然昨年の3月まで元FBI長官代理を務めていたアンドリュー・マケイブがニュースが毎日出てくるようになりました。理由は昨年FBI長官だったジェームス・コーミーがトランプに解雇されてから特別検察官にミューラーを任命するまでの経緯の詳細を書いた本を出版したからです。

本の出版に合わせてメディア各社がインタビューを続々と流すので一週間ほぼ彼の顔を見ない日はありませんでした。

FBI長官ジェームス・コーミーの解任

2017年5月9日トランプはFBI長官のコーミーを解任しました。FBIは大統領選にロシアと共謀していたのではないかと疑いを持ち調査していたのを知っており不快に思っていたのです。

その後のトランプとFBIの動きは下記のとおりです。

コーミーを解任はロシアの件と認める (2017.5.11)
トランプはコーミーを解任したのはロシア問題だと認める。

ロシアの外交官を招いて会談 (2017.5.15)
この会談でトランプはロシアの件のFBIの調査から解放されたと述べる。

マイケル・フリンの調査を止めるように要求 (2017.5.16)
マイケル・フリンは元軍人でトランプの選挙戦で応援。のちに 国家安全保障問題担当大統領補佐官に任命されました。しかしロシアとの関係でFBIに調査されわずか24日間で解任、史上最短記録を作りました。

特別検察官にロバートミューラーが任命される (2017.5.17)
ロバートミューラーの任務はトランプが大統領選にロシアに関係していたかどうかを調査する特別検察官です。

アンドリュー・マケイブがしたこと

アンドリュー・マケイブはコーミーが解任された時FBIの副長官をしていました。しかしコーミーが解任されたのFBI長官を仕事を臨時で引き継ぐことになりました。FBI長官が解任されたことでFBIの中では緊張が走っています。

アンドリュー・マケイブも自分がいつ解任されるかわからない状態だと認識して緊張していました。実はFBIでトランプとロシアの関係について実際に調べる指揮を執っていたのは彼だったのです。トランプはコーミーに何度もマケイブをクビにするように要求していたそうです。いくら大統領だと言えど、他の部署の指揮下にいる部下を頭ごなしにクビにできないようです。しかしFBI長官なら大統領はクビにできます。

トランプとロシアの関係についてFBIは「怪しい」と感じ内密に調査をしていたのです。しかし自分が解任されると途中まで調べていた情報も雲散霧消になってしまう可能性が出てきました。

そこで彼はFBI内部の人達と会議をして対策を練りました。(FBIには緊急事態に冷静にどう対応するかというマニュアルがあるそうです。諜報機関としては冷静に鼓動するのは必須)今まで内密に調べていたことを正式の捜査にすることにして確固としたものにしたのです。

特別検察官を任命

FBIはロシアの大統領選介入を正式に調査することに決定。正式に調査する案件にするには米国議会のトップ議員8人(gang of eight と言うらしい)の承認が必要です。共和党議員4人と民主党議員4人なのですが不思議なことに共和党議員の4人は全く反対もしなかったそうです。

この中の一人ミッチ・マコーネルはトランプが連邦政府封鎖した時彼が解除する権限があるにも関わらずそのことで追及する人達から逃げ回っていました。

司法長官代理、ロッド・ローゼスタイン

FBI長官の上司は司法副長官のようです。なぜ司法長官ではないのかといのが良く分からないのですが、司法長官は空席でその代理を司法副長官がしていた?トランプ政権は人の移り変わりが激しいのでわかりません。

ローゼンスタインはマケイブと対策を練っていた時にこれからトランプと話をする時は盗聴器を付けて行ったらどうか、自分は調べられずに通り抜けたとアドバイスをしたそうです。これは冗談ではなく次回に話をした時には実際に盗聴器を持ってきたそうです。最終的にマクベイは盗聴器を付けることはしなかったそうです。

ローゼンスタインはトランプに任命されてこの職に就いた共和党員なのです。こんなことが表ざたになってそれでもすぐクビになることがないのはのらりくらりが上手なのかもしれません。彼は特別検察官の保護役のような役割をしていました。しかしいづれは自分がクビになるのは分かっているのでロバート・ミューラーの仕事が一区切りつく3月頃に自分から辞任することにしています。

マクベイFBI副長官を解任される

マクベイはそれでも半年間程はFBI副長官職にとどまりました。しかし退職が決まっていた前日にトランプが突然解任。そのため退職金と年金が満額でもらえなくなりました。この件について彼は訴訟を起こしています。

また妻が民主党から議員に立候補したこととヒラリー・クリントンと関係があったことで酷い中傷をトランプから受けています。

マクベイの本

マクベイの本は現在ベストセラーになっています。本を出版するに当たり本の内容について FBI から監査を受けて出版しても良い認可をもらっていると述べていました。

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