車住族35:クリスマス キャンプ02 の続きです。
目次
三日目の朝
クリスマスキャンプ三日目の朝です。
朝の儀式、布団を畳みます。
まず上布団を綺麗に揃えます。
そして半分に畳みます。次に後部の椅子を起こします。
日本人なので布団を畳んで押し入れに入れる考えれば思えば何でもありません。
そして冷蔵庫の位置を移動。その後ソーラーパネルの設置をします。
次は朝食の準備。コーヒー、フランスパンをトースト、キュウリ、パイナップル。
かなり健康的な食事です。
キャラバンの朝会
朝8時にキャラバンの朝会です。近くの町の州立公園にコインシャワーがあるらしい。シャワーを浴びに行く話をしている人達がいました。州立公園の外に駐車して歩いてゆくと公園の駐車代が節約できるらしい。
州立公園にもシャワーがあるとは知りませんでした。知っていたらシャンプー等の用意をしてきたのですが、残念ながら持ってきませんでした。
3マイルハイクに行くので仲間募集をしている人もいました。
このキャラバンのホストのブライアンはサンディエゴの実家でクリスマスを過ごすのでこの日の朝にこのキャンプ地を去ります。代わりに数日間ホストとして活動してくれるのはスティーブです。
ミニバンを見学
私の近所に駐車していたミニバンの持ち主が内部を見せてくれるそうなので喜んでゆきました。トヨタ車です。娘が「ママ、トヨタにするのよ!]とトヨタを強く勧めてくれたそうです。Top Gear の影響なのでしょうかね。トヨタの信頼性は世界的に定評があるようです。
このトヨタは私の車と同じように助手席を前に倒すことができます。
車をキャンプ用に改造したのは実はベッド設置だけだったそうです。
大してお金がかかっていないようです。
高級クラスB
次に見せてもらったのはクラスBの高級車。三年落ちの中古ですが7万5千ドルしたそうです。
持ち主はこのピンクの上着をきた女性です。一人で旅行していました。
しかし日よけテントの使い方がまだよくわかっていないようです。日よけテントは自動で降りてくるのですが支えをどのように設置してよいのか分からず苦悩。息子は上手くやっていたのにと言っていました。
内部はさすがに設備が整っていて使いやすそうです。
ベッドは縦に設置されていました。
私も縦に設置されているのが好みです。理由は奥まで通過して行きたいから。
テントキャンプ
こちらの人はテントキャンプしていました。
テントの理由はまだどんな形態のキャンピングカーにしてよいのか決めかねているからだそうです。大きなトラックで来ていました。
テントの中は広くて居心地がよさそうです。カーペットや暖房もあります。
テントの片隅でアボカドを太陽に当ています。熟成しようとしているのだと思います。
この人はサウスダコタ州からやって来た人です。サウスダコタ州は車住族が居住地として届けることが多いので「本物のサウスダコタの住民だ」と強調していました。
ダコタと言えばネイティブアメリカンのスー族が多い州です。「スー族が多い州ですよね」というと突然「ネイティブアメリカンと黒人は仲があまり良くないよ」と言います。へぇ~、知りませんでした。
(南部の黒人ですが)ネイティブアメリカンの血が混じっているということを誇りにしている人が多いのです。しかし本物のネイティブアメリカンを目の前にすると仲が悪くなるのでしょうかね。どちらにしても空想の中でロマンチックに考えているだけの方が良いには違いありません。
外で昼食
今日は初めて外で食事を作ることにしました。チキンの胸肉があったからです。
インゲン豆、ジャガイモ、ニンジンもスパイスをかけて焼きました。
ご飯は炊飯器で炊きましたので完璧にできました。しかしチキンは焼きすぎな感じになりました。焼きすぎて硬くなったタンドリーチキンのような感じです。でもいつもと違ったメニューだったのでそれなりに美味しかったです。
町にお出かけ
今日のソーラーパネルとバッテリーは1時頃までで100%に達しました。今日の午後は近くの町、ボレゴスプリングスに出かけて観光するつもりです。
出かけるとなると車の中を普通の状態に戻す必要があります。まず助手席のテーブルを卸し、助手席を元の状態に戻します。テーブルは助手席の後ろの立てておきます。助手席とテーブルの間に見えるのは調理器具を入れたバッグです。調理器具と皿類はこのバッグの中に入っています。
その次にトレーダージョーの買い物袋を置きます。この中には食品類が入っています。炊飯器も普通はこの中に入れるのですが、今回は面倒なので外に出したままです。
そして布を被せて中身を隠します。これを被せると濃い紺色ですから窓ガラスの外からは何があるかほとんどわかりません。
次に冷蔵庫をテーブルの後ろに置きます。数日前出かける時はこの冷蔵庫は運転席の後ろに置いたのですが、急ブレーキをかけると前にずれることがわかりこちらに置くことにしました。実際に体験してみるいろいろわかってきます。
次に冷蔵庫にも紺色の布をかけます。後で通気口は塞がないように注意すべきだとわかりました。
巨大な鉄の像
近所の町のボレゴスプリングスは車を運転して約20分の所です。ここでガソリンの給油もしました。ボレゴスプリングスは巨大な鉄の像がたくさんあることで有名です。今回町に行く目的は鉄の像をみるためでした。
町に着くと中心部は丸い公園になっておりトイレや飲料水もタダでありました。そのそばにあったのがこちらのお店。鉄の銅像がたくさん置いています。目的はここではないのですがとりあえず見学。
可愛い鉄の像がたくさん置いてあります。
名物の巨大な鉄の像
町の人達に何度も聞きながらやっとたどり着いたのは町の北の方の郊外にあったこちらの鉄の像の一群です。
古代の象のような恐竜のような鉄の像。
ラクダ
サソリとバッタ
亀
一番の見どころはこの巨大なドラゴン蛇です。
作るのがとんでもなく大変だと思うのですが、一体どれぐらいのコミッションが払われたのか興味があります。
この近くに本部がある有名文具メーカーがコミッションを払ってこれらの像が設置されたようです。
クリスマスイブ
この日はクリスマスイブ。キャンプファイアーではクリスマスイブの音楽を演奏してくれる人がいました。彼は以前大学で音楽の助教授をしていたのだそうです。
空は満天の星空、きらきら。キャンプファイアーを囲み生演奏のクリスマスソングを聞くのもなかなか良い経験でした。
続く:車住族37:クリスマス キャンプ_04