[青18] 九州一周02:鹿児島–熊本

[青春18きっぷ] 九州一周02: 鹿児島–熊本
(隼人塚、吉松温泉、いさぶろう・しんぺい、熊本市)
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第2日目:鹿児島から熊本。 (通常料金 3,990円)
09:04 — 09:45 鹿児島駅 — 隼人駅 (自由時間 50分) 日豊本線(宮崎行)
10:35 — 11:43 隼人駅 — 吉松駅 (自由時間 6分) 豊肥線(都城行)
11:49 — 13:05 吉松駅 — 人吉駅 (自由時間 25分) しんぺい2号(人吉行)
13:30 — 14:29 人吉駅 — 八代駅 (自由時間 1分) 豊肥線快速(熊本行)
14:30 — 15:00 八代駅 — 熊本駅 鹿児島本線快速(熊本行) 上がそのまま変わる?
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桜島フェリー

桜島のユースの部屋です。昨晩はお客さんがあまりいなかったようで一人でした。

ユースの人は昨日受付してくれた人は別の人だった。彼女は昨夜風呂が使えなかったのを非常に恐縮している様子で宿泊料150円払い戻ししてくれました。また小雨交じりの天気だったので余っていていつ捨てても良い傘があったら使わせてもらえないかと聞くと古いビニール傘をくれました。その上なんとフェリー乗り場まで車で送ってくれました。大サービス大感謝!

鹿児島市内

鹿児島港に着いたあと市内に行く。桜島フェリーの乗り場の市電の駅の名前は「桜島桟橋通駅」です。鹿児島中央駅から乗った場合にはここで降りると便利。しかし鹿児島駅からフェリー乗り場に来る場合はわずか10分程ですから市電を待っている時間を考えたら歩いた方が早いです。この市電乗り場はフェリー乗り場のすぐ前ではなくフェリー乗り場へも5分程かかりますので。

鹿児島駅前の市電乗り場。上記の「桜島桟橋通駅」から一駅か二駅です。

今から乗る電車は9時4分発の宮崎行き、隼人駅で降りて乗り換えます。

隼人駅

隼人駅に着きました。駅の看板の錆が。。。看板は顔と同じでしょう?やる気ないの

隼人駅は非常に便利です。歩いて3分程の所にスーパーがあります。

惣菜売り場で弁当を買う。いろいろあって嬉しすぎる。

この後大失敗。乗る予定の列車を勘違いして乗り損ねてしまいました。行く先が都城行きだったのですが、列車の横に書いていた行き先が違っており、別の列車が次に来るのかと思ったのです。ところがその辺の矛盾は構内放送でカバーしたらしい。それを私は聞いていなかった。もうもう真っ青。ただでさえ鈍行で列車の本数が無いのに計画が大狂いです。
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結局最初の予定が以下のように変更になりました。
09:04 — 09:45 鹿児島駅 — 隼人駅 (自由時間 117分) 日豊本線(宮崎行)
11:42 — 12:56 隼人駅 — 吉松駅 (自由時間 140分) 豊肥線(都城行)
15:16 — 17:46 吉松駅 — 八代駅 (自由時間 1分) しんぺい4号(熊本行)
17:47 — 18:18 八代駅 — 熊本駅 しんぺい4号(熊本行) 上がそのまま直行
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何もすることが無さそうな吉松駅で2時間20分も過ごし、熊本に着くのが3時間遅れになってしまう。喪失感にうなだれる。しかし良い方に考えれば熊本市で水前寺公園に行きたいとも思わなくて、さらに早くついても熊本ですることを何も考えていなかった。また九州は何も県庁所在地の大都市だけではない。
(`・ω・´)キリッ!

というわけで予定外の一時間隼人で余分に過ごすことになった。

隼人塚

隼人の駅近くの名所は600m先に隼人塚がある。その方向へ向かって歩いてゆく。

すると見かけたのがこれ。外車の廃車を修復している。

修理している従業員に聞くと修理工場のオーナーが外車の古い車が好きであちこちで廃車を探してきては修復しているらしい。(この方がオーナー?) やり甲斐があるでしょうとその従業員の人に聞くとすごくあると言う。問題は修復したものが仕事分の給料が出るぐらいで売れるかどうかではないかと思います。

私は価値を認めてもらえなかったものが価値を持つようになるのは大好き。その仕事応援しています。

修理工場を後にして隼人塚へ向かう。

すると隼人塚の前にあったこの水路。

この説明書きによると江戸時代の先人たちが非常に苦労して作ったものらしい。

水路の向こう側にあったのがこの隼人塚。

Kagoshima Hayato-zuka

説明書きによると史跡の特徴から平安時代の作と思われる。大正10年に国の史跡に指定された。しかし本格的な調査は平成9年から10年にかけて行われた。発掘してみると史跡の下に石碑の断片がたくさん埋もれていた。それらを修復したり、付け加えて今の状態に整えたらしい。

Kagoshima Hayato-zuka

右下が残っていた部分、発掘して修復した部分、付け加えた部分の図。

Kagoshima Hayato-zuka

Kagoshima Hayato-zuka

塚のそばに博物館のようなものがあったので入って説明を聞きかけたのだが思い止まった。乗り遅れの悪夢が再来するのが怖くて早めに駅に帰ることにした。一時間はそんなに長くない。

吉松へ行く電車の中。

車窓の風景。

隼人のスーパーで買った食べ物。本気でダイエットしている人がみたら白い目で見られそうな量です。「美味しいお菓子が二つで100円なんて書いていたら買ってしまうよね」とスーパーのおばちゃんが笑って言った。さらにまずいことはこれらを吉松へ着くまでに全て食べてしまったこと。ピザパンは完全に必要なかった。しかもどっしりと重かった。汗

吉松駅(鹿児島県湧水町)

吉松駅は昔は鉄道の要衝として栄えた駅らしい。今はその面影はまるでない。

駅の隣に昔から今日までの歴史を知らせる博物館がある。そしてその向こう側には蒸気機関車が展示されている。昔はこの町に鉄道員とその家族が8000人も住んでいたのだそうだ。しかし鉄道路線の新設と需要の変化でこの駅の役割は終わってしまった。

駅の目の前に銭湯があるのが気になる。

何も無い駅の前にいても何も得るものがないので街を探して歩き出した。向こう側へ渡る橋。

遠くの山々が霞を被って綺麗だ。

橋柱に記されていた洪水レベルの目安。川が氾濫したら怖い。

橋を渡った先。通りを歩いている人に「町の中心部はどこ?」と聞くと「ここ」と答えた。「繁華街は?」と聞くと「それはこの町には無い」と力強く答えた。う~む。

しばらく立ちつくして、10分程そのあたりのスーパーを見たあとこの町には温泉がたくさんあることを知る。なにしろこの町の名前が湧水町なのです。さらに聞くと温泉が一番たくさんあるのは駅の周辺らしい。そこで待ち時間がまだかなりあるので温泉に入ることに決めた。そして駅前に戻りこの温泉に来た。一番先に簡単に目についたからといってそれが一番ではないとは限らない。どれが一番か二番か調べるのも面倒くさい。

昼の二時ごろの真っ昼間なのに既に先客が二人いた。地元の人らしいので一応「旅行客で乗り継ぎ時間があるので温泉に入りに来ました」と挨拶をした。すると「この町は何もないけど温泉だけはたくさんあるのよ」と力強く言われた。笑 しばらくしてその二人が帰り、一人だけになったので風呂の写真を撮った。とても綺麗な温泉です。この温泉では一時間近くの時間を過ごした。250円

観光列車いさぶろう・しんぺい

列車の出発15分前に駅に行くとすでに列車は止まっていた。

駅員さんがもう乗って良いというので乗る。しかし私の切符で乗れる席は小さなベンチ席で内側を向いている。そばにいた鉄道マニア風の人が言うには310円で指定席券を買えばもっと良い席に座れるとのこと。この列車には熊本に着くまで3時間乗る予定なのでわずか310円で良い席に座れるのならそれの方が余程良い。進行方向に向いて座る方がはるかに楽だ。急いで切符売り場に戻り指定席を買う。

これが重厚な内装の車内。賓客のような気分だ。

この列車は観光列車と銘打っているので観光地では見学時間や写真時間がある。

鉄道マニアらしい人達が何人か乗っている。台湾人観光客らしいカップルもいる。

廃村の無人駅を化粧直しして有効活用している感も少しする。これも価値を認めてもらえかかったものに価値を付けている例だ。JR九州は商売上手。

これが絶景ポイント。わざわざ列車の速度を落として写真時間をくれる。

熊本へ向かう時に車窓から見えた球磨川の流れが雄大でとても良かった。

球磨川その2。

熊本市

着いた時間が遅くて残念だった。熊本駅から市内行の地下鉄に乗って「水前寺駅」に行く。「新水前寺駅」ではない。ユースホステルは客が少なくて一人部屋だった。部屋の内装は至る所はがれて貧相だった。

夕食は昼間に食べ過ぎたので自粛して食べなかった。

続き:[青春18きっぷ] 九州一周03:熊本–長崎

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